「母べえ」
2008 / 01 / 23 ( Wed ) 05:24:39
◆1月26日(土)公開
[あらすじ] 世界情勢が緊張を帯びてきた昭和15年。 ドイツ文学者の父・滋(坂東三津五郎)が、反戦を唱えたとして逮捕されてしまう。 悲しみにくれる母・佳代(吉永小百合)と2人の娘(志田未来、佐藤未来)だったが、 父の教え子や親類、近所の人たちに支えられ、明るく力強く生きていこうとする。 <シネマトゥデイより抜粋させて頂きました> [感想] 母親がどんなときでも母であること、 子を守るために、強く、優しく、たくましい雑草のように生き抜いていく姿が見事に描かれていたと思います。 見たか渡●淳●!てなもんです。笑 いえ、本当に。 日本の最も理想的な母親像を観た気がしました。 母べえが娘たちを抱きしめている姿はとても美しかったです。 それを思うと、今でも心がじんと熱くなります。 山田洋次の色が強く出ていた良い映画でした。 が、実を言うと周りのひとが言うほど、私は心に響かなかった。。 もちろん悪かったわけではないです。断言します。 でも、どこか腑に落ちなかったんだよね。 誰でもそうだと思うけれど、私は中学生くらいのときに戦争について結構勉強したんだけれど、 そこで見知った話より、今作の野上家はずっと恵まれた環境だった気がする。 だって思想犯の拷問なんて、聞いてるだけで耳を塞ぎたくなるような、とんでもなく凄惨なものだったはず。 周囲の目だって、あんなに優しかったとは思えない。 今作はあくまで家族愛、母性愛の話だから、戦争の悲惨さをそこまで克明に表現しなくてもいいってことなのかな。 ……んな訳ないよなぁ。 感じ方の違いだと思います。 私のような意見は少数派でしょう。 そしてそしてキャスティングですが。 吉永小百合の信じがたい若さ、美しさ、久しぶりにスクリーンでお顔を拝見して なんだか、ありがたやありがたや…っていう気分になった。笑 今の日本で、母べえを演じられるのは彼女以外いないと思います。 それから浅野忠信の好青年もすごく良かった。(「mongol」ノミネートおめでとう!) まさか彼がこんな役を演じる日が来ようとは。 ファンの方は絶対に観たほうがいいです。 さらに、子役の二人の愛くるしさ、いつ見ても綺麗な壇れい、 山田洋次作品お馴染みの出演者たちも加わって、 文句のいいようのない最高のキャスティングでした。 ☆☆☆☆/4,0 ただねー、ラストは頂けないなぁと思うわけです。。 あぁいう展開にしたかった気持ちも、 言わせたかった台詞も分かるけど。 ものすごく浮いてしまっていたもの。 |
「陰日向に咲く」
2008 / 01 / 23 ( Wed ) 00:02:57
◆1月26日(土)公開
[あらすじ] の日の東京。ギャンブルから足を洗えず、借金まみれのシンヤ(岡田准一)は、 オレオレ詐欺に手を染め、老婦人をだまそうとする。 しかし、その老婦人と心が触れ合ってしまい、金を引き出せずにいると、街で寿子(宮崎あおい)という女性と出会う。 寿子は、母・鳴子(宮崎あおい・二役)の恋の軌跡をたどろうと、とある場所へ向かっていた。 <シネマトゥデイより抜粋させて頂きました> [感想] むむ…なんかこのあらすじ、時系列がちょっとズレてる気が。。 なんて言えばいいのかな。 良い意味でも悪い意味でも、大衆受けする映画だなという感じです。 おそらく興行成績におおいに貢献するだろうと思います。 原作未読の私はそこまで期待していませんでしたが 思っていた以上に良く、私が親子愛に弱いというのも手伝ってちょっぴり泣いてしまいました。 (私のお隣の方は号泣されていた…!) ちなみに、序盤は芸人作家の原作らしい、クスクスと笑えるシーンが結構あって、 中盤からせつなくなり、終盤で落とす!という3段階。 正直、中盤で展開やオチが読めるんだけど、 “わかってても泣いちゃう”っていうタイプのあれです。 そんなもんだから、鑑賞後、ちょっとくやしいって思ってしまうのよね。笑 キャスティングも良かったと思います。 ラストもスッキリしていて後味も良いです。 映画は娯楽、 話題作をたまに観に行く、という人にオススメ♪ ☆☆☆☆/4,0 劇団ひとりのファンということで、ちょっぴりおまけ。笑 健一の話もいいけど、 ユウスケくんとみゃーこの話も好きです。 |
「シルク」
2008 / 01 / 14 ( Mon ) 22:31:49
◆1月19日(土)公開
[あらすじ] 1860年代のフランス。蚕の疫病が発生したため、 軍人のエルヴェ(マイケル・ピット)は美しい妻エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)を残して、日本へと旅立つ。 幕末の日本に到着したエルヴェは蚕業者の原(役所広司)が連れていた、 “絹”のように白い肌の少女(芦名星)と出会う。 以来、エルヴェは少女が頭から離れなくなってしまう。 <シネマトゥデイより抜粋させて頂きました> [感想] むむむ… これはまた何とも…^^; マイケル・ピットってよく名前を目にするような気がするんだけど、 ちゃんとした記憶に残ってるのって「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」くらいかもしれない;; 相手役のキーラ・ナイトレイはパイレーツ・オブ・カリビアン シリーズでお馴染み。 あの若さで素晴らしい存在感を発している女優さんです。 日本からは役所広司、中谷美紀、芦名星、國村隼人、本郷奏多らが出演しています。 先に作品の感想を書いて置きましょう。 私はあんまり好きではなかったです;; 言いたいことはなんとなく分かります。 それぞれの登場人物の心境などを考えるとせつなくもなります。 んが! 何かが足りないとでもいいましょうか、しっくりこないし、感動も共感もしにくいです。 というより訴えが弱くて、そこまで心が振るわない、という方が近いかなぁ。 もっと要所要所でスパイスがほしかったかも。 (そういう意味で、ラストのほうのキーラの演技はとてもよかった。 種明かしのとき思い起こしてせつなくなった) 音楽も大好きな坂本龍一だったんだけれど、使い方が微妙に感じられてしまいました。 テーマは興味深いんですが。。 あ、でも“日本”という国の描き方は良かったかな。 この作品での日本というのは、遥か遠くの分厚い謎に包まれた異国。 だから、日本サイドの登場人物たちのバックボーンはぼやかしているほうが良いんだなと思った。 だってそこがまた匂うじゃない、いろいろと。 それに“なんちゃって日本”ではないところがまた◎。 それから日本俳優勢はといいますと… まず、中谷美紀、綺麗でした。 彼女の英語を聞くのは初めてでしたが、とっても聞きやすかった(専属の指導の方がいましたが、彼女の実力でもあると思います!と再び中谷美紀贔屓^^笑)。 役所広司もやはり良かった。 あとは、芦名星。 実はこれを観る前に某トーク番組で彼女のトークを聞く機会があったのですが その印象が残っている所為か、好感が持てず…凹 外国の方が彼女を見るとどう感じるのかが気になる。 ☆☆/2,4 たぶん全国拡大ロードショーとかになるんだろうけれど、 単館とかのほうがイメージに合うなぁ。 |
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
2008 / 01 / 14 ( Mon ) 18:29:58
◆1月19日(土)公開
[あらすじ] 19世紀のイギリス。 無実の罪で投獄され、その首謀者に妻も娘も奪われた男(ジョニー・デップ)が 名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。 15年ぶりに理髪店を再開した彼は、理髪師スウィーニー・トッドとして腕を振るい始めるが 彼は目に狂気を宿らせながら、かつて自分を陥れた男への復しゅうに燃えていた。 <シネマトゥデイより抜粋させて頂きました> [感想] 今年の映画初めはこの「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」でした。 スウィーニー・トッドといえば、人気ブロードウェイミュージカル。 日本でも最近、市村正親さんが主演で上演していたように思います。(すんごい観たかった) それをジョニー・デップが演じるってんだから、そりゃ世界じゅうが注目します。 だって、歌うんだもの。 あのジョニーが! ファンだけでなく私のようなミーハーでもすごく楽しみでした。 まず書いておくと、私はどちらかというと“アンチ ティム・バートン”です。 もちろん彼の作品を全て観たわけではないし、 今まで観たバートン作品の全てが嫌いというわけでもないんだけれど、 あの独特のポップ調というか、ファンタジックな感じがどうしても受け入れられないんです。 その上での私の感想は、なかなかでした。 観終わったあとは結構あっけなかったんですが、 よく考えたらミュージカルなんですものね。 それをふまえたら、テンポも良かったし、分かりやすかったと評価できる。 役者も良かったしね。 歌声も、ジョニーのアルト、ヘレナ・ボナム=カーターのソプラノ、子役のエドワード・サンダースのボーイソプラノ、 それぞれすっごく良かったです! と言うわけで、やっぱり音楽が大変素晴らしかった。サントラほしい。 劇場で堪能するに値します。 でも、バートン作品ファンの方でも血とか殺人とかが苦手な場合は注意かな。 R-15としてはユルいほうかなとも思いますが、けして優しくはないです。 私も想像以上に残虐なシーンが出てきてちょっと驚きました。 ☆☆☆☆/4,0 オープニングや殺人シーンなんかはとってもティム・バートンでした。 血の色をボルドーっぽくしたのは監督のアイデアなのかな? |
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