「シルク」
2008 / 01 / 14 ( Mon ) 22:31:49
◆1月19日(土)公開
[あらすじ] 1860年代のフランス。蚕の疫病が発生したため、 軍人のエルヴェ(マイケル・ピット)は美しい妻エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)を残して、日本へと旅立つ。 幕末の日本に到着したエルヴェは蚕業者の原(役所広司)が連れていた、 “絹”のように白い肌の少女(芦名星)と出会う。 以来、エルヴェは少女が頭から離れなくなってしまう。 <シネマトゥデイより抜粋させて頂きました> [感想] むむむ… これはまた何とも…^^; マイケル・ピットってよく名前を目にするような気がするんだけど、 ちゃんとした記憶に残ってるのって「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」くらいかもしれない;; 相手役のキーラ・ナイトレイはパイレーツ・オブ・カリビアン シリーズでお馴染み。 あの若さで素晴らしい存在感を発している女優さんです。 日本からは役所広司、中谷美紀、芦名星、國村隼人、本郷奏多らが出演しています。 先に作品の感想を書いて置きましょう。 私はあんまり好きではなかったです;; 言いたいことはなんとなく分かります。 それぞれの登場人物の心境などを考えるとせつなくもなります。 んが! 何かが足りないとでもいいましょうか、しっくりこないし、感動も共感もしにくいです。 というより訴えが弱くて、そこまで心が振るわない、という方が近いかなぁ。 もっと要所要所でスパイスがほしかったかも。 (そういう意味で、ラストのほうのキーラの演技はとてもよかった。 種明かしのとき思い起こしてせつなくなった) 音楽も大好きな坂本龍一だったんだけれど、使い方が微妙に感じられてしまいました。 テーマは興味深いんですが。。 あ、でも“日本”という国の描き方は良かったかな。 この作品での日本というのは、遥か遠くの分厚い謎に包まれた異国。 だから、日本サイドの登場人物たちのバックボーンはぼやかしているほうが良いんだなと思った。 だってそこがまた匂うじゃない、いろいろと。 それに“なんちゃって日本”ではないところがまた◎。 それから日本俳優勢はといいますと… まず、中谷美紀、綺麗でした。 彼女の英語を聞くのは初めてでしたが、とっても聞きやすかった(専属の指導の方がいましたが、彼女の実力でもあると思います!と再び中谷美紀贔屓^^笑)。 役所広司もやはり良かった。 あとは、芦名星。 実はこれを観る前に某トーク番組で彼女のトークを聞く機会があったのですが その印象が残っている所為か、好感が持てず…凹 外国の方が彼女を見るとどう感じるのかが気になる。 ☆☆/2,4 たぶん全国拡大ロードショーとかになるんだろうけれど、 単館とかのほうがイメージに合うなぁ。 |
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
2008 / 01 / 14 ( Mon ) 18:29:58
◆1月19日(土)公開
[あらすじ] 19世紀のイギリス。 無実の罪で投獄され、その首謀者に妻も娘も奪われた男(ジョニー・デップ)が 名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。 15年ぶりに理髪店を再開した彼は、理髪師スウィーニー・トッドとして腕を振るい始めるが 彼は目に狂気を宿らせながら、かつて自分を陥れた男への復しゅうに燃えていた。 <シネマトゥデイより抜粋させて頂きました> [感想] 今年の映画初めはこの「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」でした。 スウィーニー・トッドといえば、人気ブロードウェイミュージカル。 日本でも最近、市村正親さんが主演で上演していたように思います。(すんごい観たかった) それをジョニー・デップが演じるってんだから、そりゃ世界じゅうが注目します。 だって、歌うんだもの。 あのジョニーが! ファンだけでなく私のようなミーハーでもすごく楽しみでした。 まず書いておくと、私はどちらかというと“アンチ ティム・バートン”です。 もちろん彼の作品を全て観たわけではないし、 今まで観たバートン作品の全てが嫌いというわけでもないんだけれど、 あの独特のポップ調というか、ファンタジックな感じがどうしても受け入れられないんです。 その上での私の感想は、なかなかでした。 観終わったあとは結構あっけなかったんですが、 よく考えたらミュージカルなんですものね。 それをふまえたら、テンポも良かったし、分かりやすかったと評価できる。 役者も良かったしね。 歌声も、ジョニーのアルト、ヘレナ・ボナム=カーターのソプラノ、子役のエドワード・サンダースのボーイソプラノ、 それぞれすっごく良かったです! と言うわけで、やっぱり音楽が大変素晴らしかった。サントラほしい。 劇場で堪能するに値します。 でも、バートン作品ファンの方でも血とか殺人とかが苦手な場合は注意かな。 R-15としてはユルいほうかなとも思いますが、けして優しくはないです。 私も想像以上に残虐なシーンが出てきてちょっと驚きました。 ☆☆☆☆/4,0 オープニングや殺人シーンなんかはとってもティム・バートンでした。 血の色をボルドーっぽくしたのは監督のアイデアなのかな? |
「ジェシー・ジェームズの暗殺」
2007 / 12 / 30 ( Sun ) 00:20:06
◆1月12日(土)公開
[あらすじ] 悪名高きアウトローとして数々の犯罪に手を染め、法をあざけり、 自分自身のルールで生きてきたジェシー・ジェームズ(ブラッド・ピット)。 理想に燃える野心家の若者ロバート・フォード(ケイシー・アフレック)は、 そんなジェシーの仲間になれたことを心から喜んでいたが、思わぬ事態が彼らを待ち受ける。 <シネマトゥデイより抜粋させていただきました> [感想] どうやら賛否両論真っ二つみたいですねぇ。 私は割と高評価します。 実在した男、ジェシー・ジェームズと彼の仲間たちの生き様を描いた作品です。 ブラピ主演となっているけれど、ケイシー・アフレック、喰ってます。 もちろんブラピもヴェネチア映画祭での受賞は伊達でなくて、全然負けてない。 というわけで、この2人の役者の輝きがビンビン伝わってくる映画だった。 それから、実は観賞後に行った映画館で本作のトレーラーを観たんだけど、 それが何だかすっごく良かった。 映画を一度観ているからこその良さだった。 ぜひ観てみてほしいな。 で、残念なのは、とにかく長いこと! 長い長い、だって上映時間3時間弱! そのくせ最初のほうはダラダラしていてテンポが悪いのよね。 そこがマイナスかなぁ。 あとはそれぞれのキャラクターの心境なんかもすごく丁寧に描かれていたし、 役者の演技もすばらしいしで私的にはまずまずの満足感。 ☆☆☆☆/4,0 鑑賞前に、ジェシー・ジェームズについて予習をしておいたほうが良いです! |
「さらば、わが愛−覇王別姫−」
2007 / 12 / 22 ( Sat ) 21:40:51
[あらすじ] 演ずることに全てを捧げた二人の男の波乱に満ちた生涯を、京劇『覇王別姫』を軸に描いたチェン・カイコー監督作品。 身を持て余した遊廓の母に捨てられ、京劇の養成所に入れられた小豆。 淫売の子といじめられる彼を弟のようにかばい、辛い修行の中で常に強い助けとなる石頭。 やがて成長した二人は、それぞれ“程蝶衣”、“段小樓”と名を変え、京劇界きってのスターとなっていた……。 <Yahoo!映画より抜粋させて頂きました> [感想] <一部ネタバレあり!注意です!> なんだか、すんごい作品に出会ってしまった。。 圧倒され過ぎて、もう何が何だか… 今もちょっと参ってます。 というわけで、中国映画史上最高傑作と名高い「さらば、わが愛−覇王別姫−」、 今更ながら観ました! 個人的には、アジア映画史上最高傑作だなぁ。 いつか都内の劇場で再公開したら絶対観に行こうと思います。 (中国映画といっても、香港、台湾、北京(中国でなくて)の合作なんだよね。 私の記憶が正しければ中国では規制が厳しすぎて公開できなかったような気がするんだけど、実際のところどうなんだろう。。) さて。 やはり注目すべきはレスリー・チャンでしょう。 神がかっていました。 もうなんだか信じられない美しさと存在感です。 性別を超えたエロスを感じるのは、彼がバイセクシュアルだったからなのでしょうか。 “綺麗な人”というワードを聞きつけてはさまざまな美男美女を拝んできた私ですが、 こうも目が離せなくなる美しさっていうのもなかなかないです。 後の彼の人生を思って、虚しくてどうしようもなくなってしまう人も多いのでは。 美しい人って、どうしてこうも儚いんでしょうね。 本作は、京劇という中国の伝統文化演劇に人生を捧げ激動の時代に翻弄された二人の男と そのうちの一人を愛した女の、愛憎溢れる生き様を描いた作品です。 主人公の女形芸人・蝶衣をレスリー・チャン、その兄貴分・小樓をチャン・フォンイー、 小樓の妻・菊仙をコン・リーがそれぞれ演じています。 幼いころから小樓を想い続ける蝶衣と、保身のために愛する人々を裏切る小樓、そしてその裏切りに耐えられず身を滅ぼした菊仙。 それぞれ本当に汚くて憎らしい面を持っているんだけれど、 それでもやっぱり愛している人への想いが消えうせることはないのよね。 トレーラーの、“愛しても愛されない、憎んでも憎みきれない”っていう一文は、あぁーなるほど上手いなと思った。 最終的に自害してしまう蝶衣だけれど、それは女形としての人生からの解放のように思えたな。 これ以上ない素晴らしいラストだったと思います。 次観たら泣くだろうなぁ。。 ☆☆☆☆☆/4,8 実はずっと前に同じくレスリー主演で同性愛を描いた「ブエノスアイレス」を観たんだけれど、 当時ガキんちょ過ぎた私には全くもって良さが理解できなくて 自然と忘却の彼方にストーリーが持ってかれちゃってるのよね。笑 今度絶対観なおそう。 |
「さよなら子供たち」
2007 / 10 / 08 ( Mon ) 02:03:04
[あらすじ]
1944年、ナチス占領時代のフランス。 パリからカトリック寄宿学校に疎開している12歳の少年ジュリアン・カンタンの学校に ある日ジャン・ボネという少年が転入してくる。 彼は少し変わってはいるが、数学、国語、ピアノなど学業優秀でジュリアンのライバルとなった。 初めはどこか打ち解けない2人だったが、次第に連帯感が生まれてきたその頃 ふとしたことからジュリアンは、彼が偽名を使って転入してきたユダヤ人であることを知る……。 <Yhaoo!映画から抜粋させて頂きました> [監督][脚本] ルイ・マル [製作国] フランス/西ドイツ [出演] ガスパール・マネス ラファエル・フェジト フランシーヌ・ラセット スタニスタス・カレ・ド・マルベール etc... [感想] あぁギムナジウム。 なんてストイックで甘美な響き・・・と思ってしまうのは、私が男好きだからか。笑 ということで、いつからか寄宿学校というものに妙な憧れめいた感情を抱くようになっていた私。 これが女の子だと駄目なんだな。 自分が女だから現実が手に取るようにわかってしまうじゃない。笑 実態を知らないからこそいいんじゃない。知らぬが仏。 しかも、この映画の男の子たち、とっても可愛いんです ![]() /![]() <左>ジュリアン <右>ジャン なんという愛くるしさ… ![]() ……そろそろ映画の話をせねば。。 ![]() 第二次世界大戦、舞台となるフランスはナチの占領下。 冬のフランスは凍えるほど寒く、そして薄暗い。 そんななか寄宿学校の生徒たちは、普通の男の子と変わらない、戦争とは無縁の日々を過ごしていた。 まるでその石造りの壁のなかだけが異世界であるかのように。 主人公のジュリアンはまだちょっぴりママが恋しくて、オネショ癖がどうしても直らない12歳。 けれどもみんなの前では成績優秀で、好奇心旺盛ないたずらっ子。 ある日同じクラスに転校生ジャンが現れる。 ジャンは不思議な雰囲気をした少年で、口数はあまり多くないが何でもできる優等生。 それこそ、ジュリアンと張り合える――もしかしたら彼以上に優秀な少年だ。 ぎこちない2人だけれど、日々を重ねるごとに次第に仲良くなっていく。。 戦争なんていうものから隔離された生活にあった少年たちが 突然その残酷な現実を目の当たりにさせられる姿は、どうしようもなく悲しい。 “外の世界”を知らない彼らは、ナチの、そして戦争の恐怖を、大切なものたちを奪われることによって思い知るのである。 そして同じく才能のある将来有望な少年2人が、人種の違いによってまったく異なる道を進まざるを得ないというせつなさ。 たまらなく、悲しい。 ☆☆☆☆/3,8 それではみなさん、オルボワール。 テーマ:映画★★★★★レビュー - ジャンル:映画 |








